今回のトリビアは教員の湯島彰良が担当します。
鍼やお灸による治療は、患者さんの体にある様々なツボをお借りして行います。
ツボは皮膚の上にあり、ツボとツボは繋がって線になり、その線は体の表面から内臓へと枝を伸ばして経絡となります。
皮膚と内臓をつなぐ線を東洋医学では経絡と呼び、経絡の上にある診断や治療のポイントとなる点のことを経穴(ツボ)と呼んでいます。
経絡の上にある経穴(ツボ)は361種類あり、全てに名前がついています。中には動物に由来する名前を持つものがあります。一例を上げると、「鳩尾(きゅうび)」「伏兎(ふくと)」「魚際(ぎょさい)」などがあります。
その他、泉や川といった水の流れや、山や谷などに人の体を当てはめて名付けられたものもあります。
ツボに興味がある方は、ツボの効能だけでなく、ツボの名前の由来を調べてみると、面白いですよ。
ちなみに、下の写真は「魚際」というツボの場所を赤い点で示しています。