今回のトリビアは教員のツボ次郎が担当します。
今回のタイトルの「残暑お見舞い申し上げます。」は年によって変わりますが8月7日頃の立秋以降に使われる言葉で、「暑中見舞い」は梅雨が明けてから立秋前までに使われる言葉とされています。
立秋を過ぎても、まだまだ夏真っ盛りの暑さが続きますが暦の上では秋になるんですね。毎年のことですがこの時期に秋と言われてもなかなか実感が湧きません。特に鹿児島の夏は「日差しが強くて痛い」と県外の方から言われるほどの暑さですからね。
さて、話は変わりますが、少し本校と取得できる資格についてご紹介させて頂きます。
鹿児島鍼灸専門学校は、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師を育成する学校です。これらの資格は国家資格であり、毎年2月の終わりに行われる国家試験を受験し、合格すると資格を取得できることになります。
国家試験は医療の知識を現代医学や東洋医学といった内容で問われる試験となります。試験の詳しい科目はこちらをご覧ください。
この国家試験で数年前におもしろい問題が出題されました。医療の内容も含む問題ですが簡単に言うと「8月下旬の季節は何か?」いうもので、国家試験を受験した学生達はあの問題は夏なのか秋なのかと解答が提示されるまでそわそわしたものでした。結果答えは秋だったので「立秋を過ぎると暦の上では秋」を知らないと解けない問題だったのです。
我々教員としても国家資格を取得するためには医療の知識、技術だけでなく、それ以外の知識も得ていないといけないことが再確認できるとても勉強になる問題でした。
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師を育成していくために、これからも医療の知識だけでなく、様々な知識を習得し見聞を広めていかなければならないと感じる今日この頃です。