今回のトリビアは教員のはり太が担当いたします。
お灸の効果については、いろいろと報告されています。
例えば、温熱刺激によって血管を拡げ、中を通る血液の量が増加することや、白血球などの免疫担当細胞が活性化することなどです。
お灸には艾(モグサ)を使うことは知られていますが、この艾(モグサ)の原料は蓬(ヨモギ)の葉を乾燥して使われています。
蓬(ヨモギ)の葉の特徴は、裏面が白い毛のようなものがびっしりと敷き詰められていることです。
この白い毛のようなものは毛茸と腺毛からなります。
そして、精油(エッセンシャルオイル)成分であるチネオール(シネオール)が含まれています。
この精油にはここちよい芳香を発し、炎症や痛みを和らげる作用があるとされています。
艾(モグサ)も奥が深いですね。