今回のトリビアは教員の湯島彰良が担当します。
本日9/24は1971(昭和46)年9月24日に「廃棄物の処理および清掃に関する法律」が施行されたことから、「清掃の日」とされているそうです。
ということで今回は、鍼灸治療院から出るゴミ(廃棄物)にちなんだお話をさせていただきます。
鍼灸治療院から出るゴミは産業廃棄物となり、地域のご家庭から出るゴミと一緒に廃棄することはできません。治療院から出たゴミは産業廃棄物の処理を専門に行う業者に処理を委託します。
産業廃棄物の中でも、鍼灸治療院を含め病院等の医療施設から出るゴミの中には、治療上、患者さんの血液などが付着した医療器具も廃棄物として出ます。この様な廃棄物は血液を介して感染する病気の原因となる恐れがあることから、「感染性廃棄物」と呼ばれます。
本校の附属鍼灸治療院では治療の際にディスポーザブル鍼という使い捨ての鍼を用いておりますが、治療で使ったディスポーザブル鍼も患者さんの身体の中に刺し入れられ、血液などが付着していると考えられます。よって使用済みのディスポーザブル鍼も「感染性廃棄物」として扱われ、第三者へ感染が起こらないように処理しなければなりません。そのため、使用済みのディスポーザブル鍼は感染性廃棄物専用の容器に保管され、委託先の業者に廃棄をお願いしています。
学校見学やオープンキャンパスで本校を訪れた際や、附属治療院を訪れた際は、下の写真のような見慣れない箱が無いか探して見てください。これが医療廃棄物専用のゴミ箱です。ただし、見つけても手を入れたり、普通のゴミを捨てたりは絶対にしてはいけませんのでご注意ください。